今回は「機動戦士ムーンガンダム」に登場する機体、サイコガンダムMk-Ⅳ G・ドアーズについて解説しよう。
サイコガンダムMk-Ⅳ G・ドアーズはティターンズ残党により開発された
サイコガンダムMk-Ⅳはサイコプレートを装備した強化人間向けの機体だ。
16枚サイコプレートがドアのような形状に配置されていることから「Gドアーズ」というコードネームが与えられている。
ティターンズ残党が開発したと言われており、ガンダムMk-Ⅱやヘイズルのようなティターンズカラーが特徴的な機体でもある。
ロンドベル隊のアムロレイと戦闘時に破壊され、その頭部と8枚のサイコプレートはムーン・ムーンへと漂流した。そして、バルギルとの統合により「ムーンガンダム」へと生まれ変わる。

サイコガンダムMk-Ⅳ G・ドアーズの武装
サイコガンダムMk-Ⅳは、サイコプレートが特徴的な機体だ。
サイコプレート
サイコプレートはサイコミュの脳波に反応して動くサイコミュ兵器だ。プレート自体にはビーム発射機構などがついておらず、攻撃に使うにはぶつけるしか無いが、サイコプレートの役割は多岐に渡る。
プレート1枚1枚の防御力が高く設定されているため、多少のビームであれば防御可能だ。複数枚展開すればそれだけでシールドファンネルのような役割を果たす。
さらに、サイコプレートは機体本体の操作系にも感応波をフィードバックする。つまり、サイコプレートを装備しただけで機動性・操作性が向上するといった具合だ。
前述のムーンガンダムと異なり、16枚のサイコプレートを装備していることも特徴で、本来はこの枚数での運用を前提として開発されている。
小型サイコガンダムの系譜
サイコガンダムは本来、巨大な可変MAとして開発された。サイコガンダムMk-Ⅲまでは全長40~50m級とその大きさで通常のMSを圧倒した歴史がある。
しかし、サイコガンダムMk-Ⅳは19.3mと、通常のMSサイズになった。実は、サイコガンダムMk-Ⅳ開発以前にも小型のサイコガンダムをコンセプトに開発された機体があった。それが、ガンダムMk-Vだ。
ガンダムMk-Vはオーガスタ研究所が開発した。オーガスタ研究所といえばサイコガンダムを開発した所だ。サイコガンダムはティターンズにおける評価が高かったものの、強化人間を活用しなければならないデメリットがあった。
それを解消するため、高性能でオールドタイプでも扱えるサイコガンダムのようなMSを、とティターンズから依頼され作った機体こそガンダムMk-Vだ。
「機動戦士ムーンガンダム」の中でも「ティターンズの残党には、閉鎖されたニュータイプ研究所の技術者も合流していた」旨の記載がある。
サイコガンダムMk-Ⅳの出自には謎が多いが、この繋がりは全くの的外れでは無いだろう。
まとめ
- サイコガンダムMk-Ⅳ G・ドアーズはティターンズ残党により開発されたと言われている
- 16枚のサイコプレートを装備し、その運用は多岐に渡る
- オーガスタ研究所はガンダムMk-Vの時点で小型のサイコガンダムを目指していた
この他にも、機動戦士ムーンガンダムに登場する機体を解説予定なため、以下のリンクから参照されたい。
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